預金連動型住宅ローンとはどのようなローンですか?
預金連動型の住宅ローンというのは、預金が増えるとローン金利が下がるという商品で、東京スター銀行の「スターワン住宅ローン」があります。
「スターワン住宅ローン」の特徴は?
「スターワン住宅ローン」では、住宅ローン残高から円普通預金と外貨普通預金の残高を差し引いた金額にローン利息がかかります。また、返済方法は元利金等返済のみとなります。
具体的には次のようになります。
■年利3%で1,000万円の住宅ローン残高がある。
■円普通預金残高が500万円ある。
このような場合には、差し引いた500万円(1,000万円−500万円)に金利がかかりますので、実質的には金利負担が半分ですみます。
ちなみに、預金残高が1,000万円以上あれば金利負担はゼロになります。
なお、「スターワン住宅ローン」は、自己資金を多く持っている人にはメリットの多い住宅ローンといえますが、ペイオフ等の問題もありますので、利用の際には慎重に検討するようにしたいところです。
「スターワン住宅ローン」のメリットは?
一般的には、余剰資金があれば繰上返済をして返済期間の短縮を図り、金利負担をなくして総返済額の軽減を検討しますが、「スターワン住宅ローン」でしたら、繰上返済する代わりに貯蓄を増やすことが可能です。
つまり、将来の資産形成がしやすいというメリットがあるのです。
「スターワン住宅ローン」の融資条件は?
「スターワン住宅ローン」の融資条件は、一般の金融機関の住宅ローンの内容とほとんど同じですが、次のような特色があります。
■融資対象地域は店舗がある首都圏、近畿圏、山梨県に限定されます。
■借入金利は、融資金額によって異なります。具体的には次のようになります(平成19年4月1日現在)。
◎購入価格に対する融資額の割合が6割以内の借入金利
・変動金利型…2.8%
・固定金利型3年…3.5%
◎購入価格に対する融資額の割合が6割超8割以内の借入金利
・変動金利型…3.1%
・固定金利型3年…2.45% |