収入合算・所得合算とはどのような方法ですか?
収入合算というのは、申込本人の配偶者や子供に収入がある場合にその収入も合わせて、協力して住宅ローンの返済を行うことです。
所得合算というのは、自営業者等の場合は、年間所得金額を基準にするのでこのように呼びますが意味は同じです。
住宅ローンの申込みでは、サラリーマンの場合は原則として前年の年収を申告しますが、借入希望額に対して基準収入※が不足する場合には借入額を減らさなければなりません。
このようなときに収入合算するとより多く借りることができます。
※公庫の場合でしたら、毎月返済額の5倍以上の月収が必要です。
収入合算の条件は?
住宅金融支援機構融資の場合は、合算者は1名に限られていて、申込本人と同居し、連帯債務者となること等が条件になります。
また、民間住宅ローンの場合も、これとほぼ同じ条件になっています。
ちなみに、収入合算できる金額ですが、申込本人の収入と同額までで、収入合算の収入金額が収入合算者の年収の2分の1を超える場合には、収入合算者の年齢が基本となって返済期間が短くなるので注意が必要です。
収入合算の注意点は?
収入合算については次の点に注意してください。
■収入合算できるのは、直系親族に限られ、兄弟姉妹はできません。ただし、申込本人に配偶者も直系親族もいない場合には、永続して同居する見込みのある兄弟姉妹であれば収入合算が認められます。
また、婚約者については、住宅取得後ただちに同居する場合に限り認められます。
■収入合算者は、申込時点で収入と納税に関する公的証明書を添付しますが、妻がパートなどで年収が103万円以下の公的証明書が発行されない場合には、勤務先が発行する「給与証明書」で判断されます。 |