繰り上げ返済はどのようにして行うのですか?
繰り上げ返済は、住宅ローンを返済している金融機関の窓口に申し込んで行います。
繰り上げ返済に手数料はかかるのですか?
繰り上げ返済の手数料については、以下のように金融機関によって異なります。
■フラット35
住宅金融支援機構がサポートしているフラット35では、繰り上げ返済の手数料は無料になっています。
また、繰り上げ返済できる日は毎月の返済日となり、一部繰り上げ返済をするときの金額は、各階100万円以上となっています。
実際に繰り上げ返済をするときには、希望する日の1か月前までに申し出れば行うことができます。
■銀行ローン
銀行ローンでは、繰り上げ返済のタイプによって手数料が3,150〜5,250円程度となっていますが、固定期間選択型ローンでは3〜5万円程度かかります。
このように、金融機関やローンの条件によっても異なりますので、必ず窓口で事前相談してから行うようにしてください。
未払い利息に繰り上げ返済で対応するとは?
変動金利型ローンは、返済期間中に金利が変化しても返済額は5年後に見直されるという特徴があります。
これは、借り入れをしている人に対する配慮してのことなのですが、金利がどんどん上昇すると返済額に占めるのはほとんど利息だけになり、ときには元金が1円もないばかりか、利息のほうが上回ってしまい、未払いの利息が累積していくことがあります。
高金利が継続するような最悪のケースでは、10年たっても元金が1円も減らず、当初予定していた返済期間の30年を超えても完済できないということもあり得るのです。
金利が変わるごとに返済額も連動して変わるのであれば、このようなことは起こらないのですが、変動金利型ローンというのはこういう制度なので仕方ありません。
そこで、このような未払い利息と元金の一部を繰り上げ返済して、さらに返済額についても、適用されている金利に見合った金額に変更してもらうと不安の解消につながります。 |