住宅ローンはいつ借りるのが理想なのでしょうか?
一般的には、マイホームを取得するのは若い世代の方がよいとされています。
これは、マイホームを取得すると、早くから生活支出に住宅ローンの返済を組み込むことができるので、返済も早めに完済でき、老後資金を貯めることができるからです。
ちょっと古い資料になりますが、2003年度の金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査」によると、年代別に見た持家比率では、20歳代が約15%、30歳代が約40%、40歳代が約67%となっていて、一般的に40歳代までにマイホームを取得したいということがわかります。
また、年代別に見た住宅取得時期をみても、持家を自己で取得した人の割合は30歳代が約22.1%と集中しています。
さらに、年代別に見た非持家世帯の住宅意識調査を見ると、「取得予定あり」というのは20歳代で約62%と最も多く、取得予定者は20歳代からマイホームを取得することを考えていて、30歳代には実現させているということがわかります。
収入のあるうちに住宅ローンを完済させるには、いつ住宅を購入するのがよいのでしょうか?
マイホームの購入には多くの借入金が発生するわけですが、フラット35の場合ですと、返済期間は最長35年で完済時の年齢は80歳ですから、仮に最長の35年を利用する場合には44歳が上限ということになります。
収入のあるうちに住宅ローンを完済させるということは、それよりもさらに10歳以上若くなければなりませんので、理想としては30歳前後ということになると思われます。 |